『Twelve Minutes』ネタバレ感想と考察 - タイムループからの脱出を目指すゲーム

steam版『Twelve Minutes』全クリ後の感想と考察。ネタバレあり。

steam版『Twelve Minutes』を全クリしたので、感想とストーリーの考察を書きました。

概要

『Twelve Minutes』は、2021年8月20日発売のポイント&クリック型の謎解きアドベンチャーゲームです。
▼steamのストアページはこちら
https://store.steampowered.com/app/1097200/Twelve_Minutes/

【ざっくりとあらすじ……】 主人公アーロンは、妻と暮らすアパートの一室へと帰宅する。何やら上機嫌な妻は今夜のためにデザートまで作ったのだという。2人で最高の夜を過ごす……はずだった。警察が押し入ってくるまでは。
気がつくと、アーロンは帰宅直後に戻っていた。先ほどの記憶はそのままに、帰宅したところまで時間が巻き戻ったのだ。
タイムループに閉じ込められてしまったアーロン、ここから抜け出せるのか!?

クリア時間は4~8時間でした。内容は人を選ぶゲームです。Steamのレビューでは「やや好評」となってます(2022年9月現在)

こんな方におすすめだと思う

  • ストーリー性のある謎解きゲーム、脱出ゲームを遊ぶ方
  • 謎解きはヒント少なめで難しくてもOKという方
  • ループもの、シチュエーションスリラーが好きな方
  • 洋画好きの方、日本語吹き替えがなくてもOKという方(字幕が消えるのが速い)
  • 考察するのが好きな方、考察記事を読むのが好きな方
  • 周回プレイする方

システムについて

このゲームは見下ろし型です。全体を注意深く観察しましょう。オブジェクトをクリック&ドラッグして、色々なアクションを試していきます。
アイテムをクリックすると持ち物に入れられたり、ドラッグして使用できます。例えば、コップをシンクまでドラッグすると、コップに水を注げます。アイテム同士を組み合わせて使うことも可能です。人物をクリックすると会話できます。
他の脱出ゲームと同じような操作性ですね。

見下ろし型だとキャラクターの表情が見えませんが、声の演技で感情は伝わります。声優は有名なハリウッド俳優!ジェームズ・マカヴォイ氏(主人公アーロン)、デイジー・リドリー氏(アーロンの妻)、ウィレム・デフォー氏(警察)が演じています。
(ついこの間、ウィレム・デフォー出演のゲーム『Beyond: Two Souls』をクリアしたばかりなので、ビックリしました)

このゲーム最大の特徴は、映画『コンティニュー』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』みたいなループ体験ができることです。「あーッ間に合わない!次はもっと早くやらなきゃ!」みたいな感じで、何度も何度もやり直して打開策を探していきます。ひたすら試行錯誤の積み重ねです

ループしすぎて感覚が麻痺してくると、妻に八つ当たりしたり、1人でデザートやけ食いしたり、やたらと電話かけまくってみたり、奇行に走ったりすることもあるでしょう。時には突拍子もない行動が、思わぬ突破口になったりするかもしれません。そんなループ体験をこれでもかというくらい味わえるゲームです。
小さなヒントをたぐり寄せていき、新しい展開に結びついた時の嬉しさはひとしお!


⚠ネタバレ注意
以下、ストーリーについての感想・考察です。ネタバレ全開なので、未プレイの方はご注意ください!

初見の感想

1周目のクリア時間は4時間でした。
プレイ中、自分のテンションは上がったり下がったりでした。面白い時もあるんだけど、ガッカリしたり、ドン引きする時もありました。
ゲームプレイの反復性に飽きるとか、ウンザリするってことはありませんでした。謎解きが分からない時は攻略見ちゃいますしね。
ループを繰り返すうちにアーロンの包丁さばきが上達したり、妻への説明が上手くなったり、細かい作り込みが楽しかったです。

前半の山場は、寝室の照明トラップに気づいた時と、警察の誤解を解いて懐中時計を渡して一件落着した時でしょう。これでループから抜け出せるぞ!と達成感に浸りましたとも。まぁ、早とちりだったんですけど。
今思い返せば、ここが最高潮だったかもしれません。

妻の無実を証明しただけではループから抜け出せないとなると、真犯人を特定するまで終われません!って話になります。真犯人は、「モンスター」と呼ばれていた妻の異母弟です。登場人物は3人+バンブルビー(通話相手)しかいないのだから、この中で犯人といったら誰のことか予想つきますよね。ここからテンション急降下しました。
予想していたとはいえ、実際にアーロンが犯人だと明かされたら、衝撃的で頭が追いつきませんでした。自分の脳みそが理解することを拒否してるみたいに、ドン引きしました。

この時点で、部屋の絵画が変わっていることに気づきました。最初は緑あふれる2本の木だったのに、褐色に変わっていて、真ん中の小さい木は完全に枯れています。

ここからストーリーの流れが変わります。
時計の針が58分を指し、8年前の回想シーンに飛びます。私はドン引きしてて、話が頭に入りませんでした。

回想が終わると、またいつもの帰宅直後に戻ります。ところが、部屋の絵画は寒々しく枯れ果てた木に変わっていました。寝室の絵画も変わっており、最初は男女2人が寄り添う絵だったのに、今は男性が1人で嘆いている絵になっています。男性の影はモンスターのような形をしています。絵画はアーロンの心境を表していたのですね。過去を思い出した今、妻との関係は枯れ果ててしまったことが分かります。

バンブルビーに「真相を話す」という選択肢が増えていて、警察を追い返せるようになります。警察に邪魔されず、妻と2人きりで過ごせるチャンスがきました。どうせループするのなら、1度くらい幸せなひと時を過ごしたっていいじゃん!?と思って、真実を忘れたふりをして妻と過ごしました(実績「ウッドチャック」)
この段階で見れるエンディングがもう1つあります(実績「告白」)
真相が分かった後は謎解き要素が減って、1ループの間にどう過ごすかを選択できるようになって面白かったです。

ヘッドホンだと分かりやすいと思いますが、バスルームに近づくと男性の声と時計の音が聞こえてきます。どうやら懐中時計が発しているようです。絵画が変わる件といい、ここは現実ではないのは確定ですね。
懐中時計を見続けると、次第に部屋の風景が薄れていきます。針が58分を指すと、回想シーンと同じ父のオフィスに移動していました。

父はこう言います。「おお、起きたか。これが衝撃的だったことは理解してる。だけど、お互い同意してなきゃならない。俺の娘……つまり、お前の妹に対する気持ちに関して。こんな風に打ち明けるつもりじゃなかった」
回想シーンの父はアーロンを責め立てていたのに、今回は穏やかな態度です。そして「お前の妹」と言っています。

アパートでの話によると、妻が誕生して間もなく、ベビーシッターの女性ダリアと父が不倫関係になり、2人の間にできた子供がアーロンでした。ダリアは出産中に亡くなり、父はアーロンを養子にしたいと考えましたが、奥さんが猛反対したので断念。奥さんは不倫のショックで体調を崩し、早くに亡くなったそうです。よって、妻は姉、アーロンは腹違いの弟という話でした。
しかし、父のオフィスでは「お前の妹」という話になっているので、上記のアパートの話は全てアーロンの妄想だった説が浮上しました。
steamストアページの紹介文に映画「メメント」と書かれていましたし、いわゆる"信頼できない語り手"技法ではないかと思いました。

現実では今どうなっているのか不明です。たぶんアーロンは異母兄弟がいるとは知らずに育ったのかもしれません。アーロンが一方的に彼女に惚れたのか、両想いなのか、既に付き合っていて本当に彼女は妊娠中なのかは分かりません。
ともかく、アーロンは彼女を愛しているのは確かです。そのことを知った父がアーロンを呼び出して、異母兄弟間の恋愛を止めるために真実を伝えたのだろうと思います。「こんな風に打ち明けるつもりじゃなかった」と言っています。
(父の不倫が本当だとしたら、一番酷いのは父じゃないか!?)

父は遠回しに「娘に黙って去ってほしい」と言ってきます。それにイエスと答えるか、ノーと答えるかを選択します。
ノーと答えると、父を殺害。時計の針が12時を指して、アパートの妄想結婚生活ループに戻ります。
イエスと答えると、父とハグ。再びアパートに戻りますが、部屋は空っぽになっています。外から子供たちの遊ぶ声が聞こえてきて、より孤独を感じます(実績「孤独」)
すなわち、58分からの2分間は父のオフィスの世界で、これからどうするかを決断する。その結果が10分ループのアパートの世界に反映されるってことなんですね。だからタイトルが「12分(Twelve Minutes)」なんですね!

いずれにせよ、また父のオフィスに戻ります。おや、父の髪が……!警察じゃないか!?妄想の警察は父だったのか!

アーロンの背後にある赤い本が気になってクリックしたら、アーロンが本の一節「忘却することでのみ~」と言います。すると、父は「わかった」と言って催眠術をかけ始めます。壁掛け時計の針が高速で巻き戻り、アーロンはこれまでの出来事を忘却して、エンディング。ゲームスタート時に戻ります。
えっ!?どういうこと……これで全クリなの!?(テンション急降下)

続けて、2周目をやる

ゲームの進行状況がリセットされたので、そのまま2周目に突入。
最初の廊下がヒントになっていたことに気づきました。左の絵は終盤の本棚の部屋を表しており、赤い本が強調されています。赤い本が重要だというヒントだったのですね!へぇ~……って、こんなん気づくかよッ!!!(2周目で気づく仕掛けかな)
右の絵はダリアです。アーロンの母の名前。

改めて家のカギを見て気がづきました。カギの絵柄は、時計のふちの絵柄と同じです。
アーロンが真実に近づくごとに、時計のふちが回転して絵柄が合わさっていくのですが、私が1周目で迎えたエンディングでは絵柄は2つしか揃っていなかったんです。カギの絵柄が完成形だとすると、時計の絵柄も全て揃う方法があるはず。きっとそれが真のエンディングなんだ!やっぱり、あれで終わりじゃなかった!と、テンション爆上がりしました。

しかし、絵柄が揃うエンディングの条件が分からなくて、攻略情報を頼りました。ノーヒントで見つけた人いるのでしょうか?難しすぎませんか?(テンションだだ下がり)
というわけで、2周目で全てのエンディングを見ました。何となくストーリーが分かったので、考察をまとめます。クリア時間はトータルで8時間でした。

ストーリーの考察

この物語は全てアーロンの夢の中で起きた事だと思います。夢オチってやつです。
現実のアーロンは、愛する人が腹違いの妹だと聞かされてパニック状態に陥り、父もしくはセラピストに催眠療法を施されているのだと思います。俯瞰して自分を観察するという点も、セラピーの一環だったのではないかと思います。
アーロンは自分の潜在意識が投影された夢の中で、事実を受け入れる試みをしています。が、どうしても受け入れられず、愛する人と結婚生活を送っている妄想をずっと繰り返しています。
(妻が本を読んでいる時に本をクリックすると、「瞑想とか、禅についての本なの」と教えてくれます。この本はエンディング条件にも絡んできます)

夢の世界は2つに分かれています。2分間の父と対話の世界、10分ループのアパートの世界です。登場人物はアーロンが妄想で作り上げています。どちらの世界にも共通するのは時計です。おそらく、現実世界で催眠療法に用いられている道具なのでしょう。2つの夢の世界、そして現実世界を繋ぐアイテムです。

対話の世界は、現実世界でセラピーを施されている状況を再現したものかなと思います。ここで対話しながらアーロンは妹に対する気持ちを整理し、このままループし続けるかどうか決断します。
スキンヘッドの父は、アーロンの心の葛藤を擬人化したものです。現実世界のセラピスト、もしくは父をモデルにしていると思います。スキンヘッド父はアパートの世界にも"警察"として登場し、アーロンに事実を突きつけて選択を迫る役割を担っています。

スキンヘッド父と対話中、話を最後まで聞かずに瞑想の本をクリックすると、アーロンが食い気味で本の一節を言います。

忘却することでのみ、本当の意味で時間の糸を落とし、今まさにこの瞬間を生きているという体験に近づける

すると、父は「何かを忘れてしまいたい、その考えがおかしいことは承知してる」「お前が望むなら、俺がその願いを叶えてやるぞ。これまでのことは全て忘れ去られるんだ」「お前が探しているものが見つかるよう、祈ってるぞ」と言って、催眠療法を施します。花がつぼみに戻っていくように、何も知らなかった頃の精神状態に戻るように催眠術をかけます。
こうして全て忘れて深い夢の世界へと落ちます。そこはアパートの一室、愛する妻と幸せに暮らす妄想の世界です。
(ここからゲームスタートします。ゲーム開始時点で既にアーロンは何度もループしていたようです)

アパートの世界では、アーロンは過去を忘れて幸せな生活を送っています。しかし、警察(事実を受け入れなきゃいけないというアーロンの葛藤)がやってきて過去から逃げられなくなるという筋書きです。
妻は、アーロンの理想と願望と罪悪感を擬人化したものです。現実世界の妹をモデルにしていると思います。妻も過去に間違いを犯した設定なのは、アーロン自身の「許されたい、相手に全て受け止めてもらいたい」という願望の表れです。事実を知った妻がアーロンを罵るのは、アーロン自身の罪悪感の表れです。
8年前の回想シーンに出てくる髪フサフサの父も妄想だと思います(父の殺害も全部妄想だと思いますが、実際のところ分かりません。判断材料が少なすぎる)
結局、アーロンは過去を思い出して、これ以上アパートの妄想世界を続けられなくなり、対話の世界へと戻ります。

再び対話の世界で、今度は父の話を最後まで聞きます。それから瞑想の本の一節を言って時計を凝視すると、催眠術をかけようとしている父の声が徐々に遠のいていきます。
そして、はっきりとした声で「お前の作り上げた物語。こんなに深く信じ込むのは不健康だ。彼女のことは忘れるんだ。彼女に執着してばかりでは駄目だ」「お前が目覚める時がやってきた」と聞こえて、時計の針が12時で止まります(心を込めてエンド)
アーロンはマインドフルネス瞑想によって事実を受容する決断をしました。ついにループが止まり、現実に戻る時がやってきたのです。メニュー画面にコンティニューがありませんので、完全にループを抜け出しました。
(実績「心を込めて」は英語だとマインドフルネスになっています。そのまま訳すと超ネタバレになるから「心を込めて」になってるのかな?)

ところが、アーロンは目覚めません。またしても時計の針を2分巻き戻し、対話の世界に戻ります。
そして、父の話を遮って「忘却することでのみ~」と本の一節を言います。すると、父は何も知らなかった頃の精神状態に戻るように催眠術をかけます(続きエンド)
全て忘れて深い夢の世界に落ちたアーロンは、妻の待つアパートの一室へと帰っていくのでした。

無限ループって怖くね?


真エンドと噂の「傾聴」

無限ループって怖くね?と思ったそこのあなた!ループしないエンディングがあと1つあります!

最初に帰宅した後からプレイヤーが一切操作しないと、アーロンが勝手に動いて妻と会話を始めます。妻は「過去に間違いを犯したことがあるの」「この間違いは過去に留めておけないの」と言い、「私を信じてくれる?」とアーロンに問いかけます。アーロンが「君を信じる」と答えると、妻はバスルームに隠していた懐中時計を持ち出し、アーロンの手をひいて部屋から出ていきます。ループせず、タイトル画面に戻ります(傾聴エンド)
これを真エンドとするレビューがありました。私も同感です。
妻が懐中時計を持って自宅を出たということは、現実を忘れて、夢の世界に生きるつもりなのかなと思います。

忘却することでのみ、本当の意味で時間の糸を落とし、今まさにこの瞬間を生きているという体験に近づける

まとめ

ポラロイド写真とか10分間でリセットとかは『メメント』のオマージュだったのかな?
会話が断片的だったり、話が二転三転したり、時系列が逆順だったりするところも『メメント』っぽいなと思いました。
個人的に夢オチ・妄想オチは好きなので、『Twelve Minutes』も面白かったです。2周目で新たな発見があるところも良かったです。しかし、どこまで妄想なのかがはっきりせず、ストーリーを解き明かすヒントが少なすぎると感じました。

書いた人

あおは さき
PCゲームのプレイ記録・プレイ感想・ストーリー考察・MOD紹介を行う、10年以上の経験をもつブロガー/YouTuber。RPGやシミュレーションを中心に、世界観やプレイ体験を深掘りする記事を執筆

4 件のコメント

  1. 正太郎
    正太郎
    はじめまして
    クリア後に、他の方がどの様な考察をされているのか巡っている間にたどり着きました。

    僭越ながら私の考察を、箇条書きで失礼ですがコメントいたします

    ・この作品はアーロンの葛藤の物語
    ・父の殺害のみ事実、それ以外は脳内の物語
    ・サラを愛していることは事実だが、どこまでの関係であるかは不明
    ・妊娠は可能性の示唆であり、アーロンの不安の具現化
    ・父はおそらくセラピストではあった
    ・この物語はセラピーセッションを受けているようにも見えるが、父=警察=セラピストであるなら、すでに殺害された者からの進行中セラピー?とはならず、説明がつかなくなるため、
    アーロンの葛藤や現実逃避をセラピーが行われているかの様に表現しているだけだと解釈
    ・父との生活や会話内で、実際に『マインドフルネス』に関する話があり、それが強く影響している(『マインドフルネス』を強く推奨するセラピストだった説)
    ・アーロンはセラピストである父と長く一緒にいたため、このような葛藤の描かれ方になった ※後述「事実」
    ・警察(父)がバンブルビーを溺愛し、ガン治療のためになら犯罪をも厭わない描写
    ⇒バンブルビー=サラ、ガン=アーロンのメタファーであり、おそらくそれほど強い愛情が父から示された、またはアーロンの葛藤からくる自虐

    ・作中で語られる内容には「事実」「伝聞」「妄想」が混在し、それが物語を難解にしているが、物語自体がアーロンの内面であるならば
    「事実」アーロンに関する情報:モンスターは父と一緒に暮らしていたのかもしれない、というサラの言葉など
    「伝聞」父から得た情報:クリスマスの出来事や懐中時計の話など、一連のサラに関する情報
    「妄想」アーロンも父も知り得ないその他の情報 (例:逃げた後は一人で生活し、潔白を表す写真を撮っていた、結婚生活、妊娠など)

    ・赤い本:真実にたどり着くための『マインドフルネス』に関するキーアイテム
    ⇒初めて父の部屋で会話する映像は、忘れたかった不都合な真実であり現実の描写だが、そこには赤い本が存在していない
    エンディング(未来、もしくは現実逃避の終焉)に向かう際に、キーアイテムとして登場する


    数年前のゲームですしお返事がいただけるかはわかりませんが、気長にお待ちしています。
    1. あおは さき
      あおは さき
      > 正太郎 さん
      はじめまして!
      コメントならびに考察を書いてくださり、ありがとうございます!
      数年前にプレイしたゲームなので細部の記憶が曖昧でして、ちゃんとしたお返事を書けるか怪しいのですが、大目に見てもらえるとありがたいです(;´・ω・)

      > 父の殺害のみ事実、それ以外は脳内の物語

      父の殺害は現実か夢の中か、根本的な解釈が異なりますね!
      正太郎さんの「父殺害のみ事実」とした上で「完全に脳内の物語」という考察は全体的な整合性がとれていて納得感があります。
      私が「父殺害は妄想」で「現実でセラピーを施されて、事実を受け入れるか葛藤しループしている」と考察したのは、父の殺害が現実か妄想かを判断する材料が少なくて曖昧だったため、父生存の可能性を残した結果でした。

      > アーロンの葛藤や現実逃避をセラピーが行われているかの様に表現しているだけだと解釈
      > アーロンはセラピストである父と長く一緒にいたため、このような葛藤の描かれ方になった

      セラピーの下敷きについては、正太郎さんの考察とほぼ一致していると思います。
      ループそのものは"アーロンの葛藤"だということですよね。

      > サラを愛していることは事実だが、どこまでの関係であるかは不明
      > 妊娠は可能性の示唆であり、アーロンの不安の具現化

      この考察もほぼ一致していると思います。
      部屋の絵画が変わっていく(3本の木→2本の木になり枯れる)のもアーロンの不安を表現していると思います。

      > バンブルビー=サラ、ガン=アーロンのメタファーであり、おそらくそれほど強い愛情が父から示された、またはアーロンの葛藤からくる自虐

      これは盲点でした!より感情的な重さがありますね…。

      > 作中で語られる内容には「事実」「伝聞」「妄想」が混在し、それが物語を難解にしているが、物語自体がアーロンの内面であるならば

      アーロンも父も知るはずがない情報がループ内に出てくる=「完全に脳内の物語」である証拠とのこと、一本筋が通っていると思いました。

      「父殺害が現実か妄想か」という一点で解釈が大きく分かれるゲームなんだと改めて気づかされました。
      読んでいてなるほどと思う点が多く、自分の考察を見直すきっかけになりました。
      丁寧な考察をありがとうございました。
  2. 正太郎
    正太郎
    あおはさきさん
    丁寧なご返信ありがとうございます!


    >私が「父殺害は妄想」で「現実でセラピーを施されて、事実を受け入れるか葛藤しループしている」と考察したのは、父の殺害が現実か妄想かを判断する材料が少なくて曖昧だったため、父生存の可能性を残した結果でした。

    とてもよく分かります!
    正直に言いますと、あおはさきさんが先に考察をアップされていた分、私はそれを受けてさらに整理しながら先を考えることができていたにすぎませんから(笑)
    情報が少なすぎてわからないという意見はごもっともだと思います。
    いくつかある可能性の中から破綻せずに説明の付くものを選択したのと、
    人と違う考察をしたいという想いもあったのでこうなりました。


    >セラピーの下敷きについては、正太郎さんの考察とほぼ一致していると思います。
    >ループそのものは"アーロンの葛藤"だということですよね。
    そうですね。
    葛藤しながら、自分が納得できる答に辿り着こうとしている様だと解釈しました。


    >この考察もほぼ一致していると思います。
    >部屋の絵画が変わっていく(3本の木→2本の木になり枯れる)のもアーロンの不安を表現していると思います。
    はい。
    自身が封印している、認識したくない事実に近付きつつある様子を表しているのだと思います。


    >アーロンも父も知るはずがない情報がループ内に出てくる=「完全に脳内の物語」である証拠とのこと、一本筋が通っていると思いました。

    ありがとうございます。
    これも、父とアーロンが被害者と加害者という関係性であることを前提とした場合に説得力が増すと思い採用しました。



    >「父殺害が現実か妄想か」という一点で解釈が大きく分かれるゲームなんだと改めて気づかされました。
    >読んでいてなるほどと思う点が多く、自分の考察を見直すきっかけになりました。
    >丁寧な考察をありがとうございました。


    情報がほとんどない=自由度が高い
    と前向きにとらえた場合、とても楽しく考察できる作品だと思いました。

    最終局面で父の声が流れ、父=警察であるとわかった瞬間
    「警察には娘がいたなぁ…じゃあそれはサラのことだな。ということはそれに付いてる悪性の異物はアーロンのことじゃないのか?」
    と直感したので、それを軸に考察を構成しました。

    そこも褒めていただき嬉しかったです。

    今回はお時間をいただきありがとうございました!
    今後もよいゲームライフを


  3. 正太郎
    正太郎
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